kinbabaのブログ

マンガとお絵描きの好きな主婦です。造園の仕事もちょこっと。

ワークスペースを確保せよ

2015年の事ですが、神奈川県立歴史博物館の五姓田義松の回顧展に立ち寄りました。義松は、明治時代の画家で、確かなデッサン力で、日常の中にも美を求めた人のようです。そこで見た「制作風景」という水彩画は、自宅の一室で弟子たちが制作に取り組む姿を、おそらく縁側から義松が描いている作品。この作品から伝わるのは、静かな日常のワークスペースの風景です。6畳間に3人で集まって、唯々黙々と弟子が絵を描いている。その様子を黙々と描く義松がいる。生きていることが絵を描くことと同じ意味があって、息するように絵を描いている。そういう日常が伝わってくるような作品でした。
「制作風景」から推測される義松たちのワークスペース見取図はこちら。

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変わって、我が家の現状のご紹介。休校&テレワークで、常時3人が日中、朝夕は4人が思い思いの作業に没頭しています。日中3人が使うワークスペースは、洋室5.5畳。私にはデスクトップPCを設置したラックが、子どもには学習机が、割り当てられていました。期せずして、義松達のワークスペースと同じような広さです。そのワークスペースの見取図はこちら。

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しかし、これでは、やはり息苦しいのでしょう。同じ広さと言っても、義松たちのワークスペースには、本棚など余計なものは、ありませんでした。しかも志しを同じくした者のワークスペースです。反抗期の小人1は、自ら押し入れの上段にワークスペースを整備しました。その見取図はこちら。

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見事にドラえもんスペースです。

 

ちなみに、我が家には居間もあって、そちらは快適空間になっています。居間の見取図はこちら。

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冷暖房完備。冬はコタツホットカーペット配備。防音対策バッチリの電子ピアノ付き。テレビにはDVD&Blue-ray、Amazon prime video接続済み。NintendoSwitch導入済み。魅惑の快適空間になっています。休校前は、小人1もここで勉強していましたが、長時間居ると誘惑に負けるので「ここから逃げ出したい」そうです。

 

家族であっても、やることやペースはそれぞれ。それぞれが理想のワークスペースを確保するには、色なんな工夫が必要だと感じます。

 

オススメの本

ゲッチョ先生の子供時代の部屋は、改造した押し入れだったそうです。


会話しながらお客さんにスケッチを描いてプレゼンする極意の詰まった本。これが出来るようになりたい!