kinbabaのブログ

マンガとお絵描きの好きな主婦です。造園の仕事もちょこっと。

ドクダミとカタバミをやっつけよう

ウチのアパートにはアプローチがあって、その両側を芝生にしています。あまり日当たりはよくありませんが、なんとか芝生は育っています。でも、手入れを怠ると、でっかいハゲが出来て芝生だかなんだか分からなくなります。それじゃダメなのです!芝生を植えた意味がないのです。ガーデニング王国イギリスでは、お隣りの芝生であっても、手入れされていないと注意されるそうです。ここがイギリスじゃなくて良かった‥と安心するものの、温暖湿潤生物多様性に富んだ日本では、雑草ガーデンに早変わりです。そこで、アプローチの雑草抜きに取り組んでみます。仕事がないので、時間はたっぷりあります。太陽の下で土いじり。造園設計者の休業中のアクティビティとして、いいんじゃない?

 

まずは、目につくところ片っ端から雑草を抜きます。カラスノエンドウアメリカフウロ、オランダミミナグサ、タチイヌノフグリウラジロチチコグサ、ウラジロハハコグサセイヨウタンポポ、オニノゲシ、ハルジオン、エノコログサなどイネ科植物。そして、ドクダミカタバミ。そう、このドクダミカタバミが非常に厄介なのです。ドクダミは、地下茎でどこまでも広がり、日向から日陰まで、多少の水没もへっちゃらのオールラウンダー。以前、花苗生産業者に聞いた話では、晩秋に地下茎を5cm程度に刻んでポットに植えると、翌年の初夏には出荷できるという生命力を持つとのこと。地上部を刈っただけでは意味がないのです。除草剤を撒いたこともあるのですが、葉っぱが変色するだけで、嫌がらせにしかなっていない様子。地上部と共に、根っこを引き抜かなければなりません。お次のカタバミは、なよなよとした葉っぱを見過ごすと、へばりつくように分かれて、気付くと芝生のハゲの中心に居座っています。種を爆ぜるように飛ばし、居座った先で根塊を太らせ、ランナーや地下茎で広がる。カピカピの乾燥地にも強い。武家の好む家紋の図案になるほどの逞しさ。強い。コイツらと素手で戦うのは非常に辛い。指先の力を強化してもブチっと切れて、肝心の根っこが残ります。そこで、私が選ぶ武器はこちら。

草取りグッズ

ホームセンターで買った草取りグッズ(400円位)

 

数ある雑草抜きグッズの中でも、私はこのタイプがお気に入り。芝生に隠れたヤツを刃先で掻き分け発見し、ターゲットの根元に刺して、引き抜く。根っこをたぐる様に掘り進める。シンプルで低価格。面倒なコツも要らず使い勝手抜群!最強の武器を手にして、いざ参る。戦場を四角くブロッキングして、ローラー作戦を開始する。

 

芝生とカタバミ

芝生の間に生えたカタバミ

だけど、 ドクダミは根っこから葉っぱまで、民間薬として利用できますし、ホタルの発生を知らせる花を咲かせます。カタバミだって、ヤマトシジミ幼虫のご飯ですし、エディブルフラワーでもあります。

ごめん。他に場所を用意するので芝生はやめてね。

カタバミ

カタバミの花。かわいい